殿堂入りの名店
「喜一」さんは2005年に開業した誰もが知る喜多方ラーメンの名店。
福島県民ラーメン総選挙にて2018年・2019年と2年連続で第一位に選ばれ殿堂入りとなったラーメン店です。
オーナーシェフ吉田満さんが生み出すラーメンは、多くの経験と想いが詰まった一杯です。
丁寧な仕事をして、真面目に働く。
取材をしている中で、何度も出てきた言葉がありました。
「丁寧に、真面目に」と吉田さんのラーメンに対する想いがこの言葉から感じられました。
ラーメン店を始める以前は洋食店を営んでいたそうで、「2万円のステーキを提供する時も700円のラーメンを提供する時も違いはあってはならない」と、遠くから時間とお金をかけて食べにきてくださるお客様に対して、徹底した仕事をするという気概でラーメンに向かい合っておられます。
力強い言葉同様に吉田さんの目の奥からは仕事に対する確固たる信念が伺えました。
おいしいラーメンを食べてもらうための店舗づくり
「元洋食店のオーナーシェフ」という肩書きを感じさせられたのは、ラーメンを食べるための環境づくりへの配慮についてでした。
昔ながらの食堂で食べるラーメンは喜多方らしい光景ですが、吉田さんは清潔感のある店内にこだわりを持っているそうです。
落ち着いた雰囲気が感じられる店内は木材の梁があり、大きな窓からはお客様のために造られた手入れされた庭園が。
一杯のラーメンをおいしく味わってもらうために、店内外の至るところにおもてなしとこだわりが感じられます。